お山建ては、まず「弁慶」と「牛若丸」に命を吹き込むことから始まります。永年に受け継がれてきた、技と技術が今年も町の人の力で甦ります。
山(蓮台)の備品は、7月20日に蔵から出し、一点々水洗いを行い清めます。
人に着付けするより神経を使い、着物・袴・鎧などを着付けます。
弁慶の両手足に「力縄」を巻きつけ、勇敢な姿にします。
橋は、漆塗りで彫金も施されているので、傷つけないよう橋板、橋柱、欄干を一点々 組み立てます。
山(蓮台)は、各柱と貫材との仕口は手打ち金物で補強され込栓で繋がれ、荒縄で固定される。
縄の懸け方は部材を傷めないように、柱と貫、筋交いに3回、5回、7回と、7、5、3の符調に合わせて包み込むように懸ける。
完成された山は、町内を舁き初めをし、その後ご神体、橋、懸装品を外し、町家に飾り付けて24日の巡行を待つ。
舁き初め
7月21日午前11時頃(約30分)
お山建て終了後、橋弁慶山が町内を1周する。